先日の記事でLine6のPOD HD300が気になっていると書きましたが、一部のお店では既に販売しているところもあるとの噂があったので、今日楽器屋さんに行ったら既に売っていました。
で、早速試してまいりました。もし気に入ればその場で買うつもりでした。
まず外観ですが、HD500と並んで置いてあったため、ぱっと見はコンパクト見えましたが、BOSSのME-70やtcのNova Systemと比べるとやはり少し大きめに感じます。
ですが、ぎりぎり許容範囲(持っているリュックに入るサイズ)でした。重さも4Kgとレスポールに匹敵する重量ですが、持ってみるとそこまで重くありません。
持ち運びは少し工夫すれば何とかなりそうです。
そして、早速試奏してみます。
セッティングは、Fender(たぶんUSA)ストラト ⇒ HD300 ⇒ ROLAND JC120 です。
ちなみに、HD300はマルチエフェクターという位置づけとして考えて、JC120のローインピーダンスに繋げました。(HD300にはAmpモードとLineモードの2つのモードがあり、今回はAmpモードにしました。←店員さん推奨)
モデリングアンプの種類は16種類と今までのPODと比べるとタイプが減っていつつも、GibsonやEngleなどの新しいタイプが追加されているとのことですが、自分はPODを持っていないので、一つでも音が良ければ、というか気に入れば買うつもりでいました。
そして試奏すること約40分、結局買うに至りませんでした。PODは新作が出るたびに一応チェックをしているのですが、買うに至らない理由はいつも同じです。(なので、PODの旧作との比較ではありません)
歪みがど~しても好きになれないんです
まず、音が前に出てこない、というか引っ込んだように感じます。実はこれが自分にとってかなり致命的です。
というのは、普段メインギターとして使っているGretschはホロウボディ特有のリバーブ感もあって、音が前面に出て来るタイプの音質ではありません。(これはGretschを使っているときは常に気を使っている部分です)
ストラトですら引っ込んだように聞こえてしまうので、Gretschではだいぶ辛くなると思います。
もう一つの理由は、一つ目の理由も要因にあるのかもしれませんが、音の分離間があまり感じられません。抽象的な比喩になりますが、いいアンプやエフェクターは、強く歪ませても「1弦1弦きめ細かく歪みを乗せてくれる」イメージですが、今回のこれは「どさっと丸ごと歪む」感じです。(うまく表現できてませんが・・・)。
ですので残念ながら今回は購入を見送ります。
ちなみに、歪みが好きになれなかったので、今回の売りの一つであるエフェクトの部分は試してません。
結果辛口に書いてしまいましたが、さすがにLine6なだけ合ってクオリティはしっかりしていると思います。今までのPODの歪みが好きな方は今回も違和感無く入ってこれると思いますし、エフェクト部分が気に入れば非常に強力なエフェクターになると思います。
それにしても、以前試奏したPOD とX3の歪みの音質があまり変わらないような気がしたのは、気のせいだろうか・・・??
【外部販売サイト】
細かい事ですが、jc120のローインピーダンスでは無く、ローインプットだと思いますよ。
投稿情報: ニッキー | 2011/03/06 20:40
おっしゃる通り表現を間違えておりました。
ご指摘ありがとうございました!
投稿情報: Mi(管理人) | 2011/03/07 21:13