今日の記事はコラムに近い感じですが、ちょっと気になる事があったので書きたいと思います。
今から4年程前に、中国製の偽Gibsonが売られていた事についてファンの間では大きな話題になっていました。(その記事についてのGibson社からの公式なアナウンスはこちら・・・この件をご存知でない方は是非ご一読ください。)
当時は本国のアメリカを始め、随分と非難が出ていましたが、最近、この中国製の偽GIbosnについて新たなる展開が出てきました。
それは、「本家のGibsonより音が良い」とか「コストパフォーマンスが中国製の方がずっと上」と言った肯定的な意見です。
意見の投稿元などを見ると、アメリカ・イギリス辺りでの動きに感じます。
もちろん、この意見がサクラの可能性も十分考えられますし、反対に事実そのものかも知れません。
いずれにしろ、そう遠くない未来に、日本でもこういった話しが出てくるかも知れません。
なので、その前に自分の意見を主張させていただくと「本家より音が良かろうが偽物は偽物である」という事です。
ギタリストにとって、音が良いギターが欲しいという気持ちはあって当然です。
ですがこの偽Gibsonは、「Gibsonの名前を使って、偽物を作って、金儲けをしている」という事実を忘れてはいけないと思います。この前提がある以上、音の良し悪しなどは関係ありません。
確かに、日本にもかつてはGibsonやFenderのロゴを真似た、本家そっくりなギターがたくさん出回っていた時期もあったと思います。
ですが、それでもロゴをしっかり見れば気付ける物ですし、ましてや、日本で作っている物を「Made In U.S.A」などと偽る事はしていなかったはずです。
もちろん、Gibsonは高価なギターですし、音の好みによっては、値段ほどの価値を得られない事も無いとは言い切れません。
しかし、そう感じた職人は独自の感性を持って、それぞれのレスポールを独自のブランド名で作って、無名ながらも努力している方も多くいます。
決して、ブランド名を盗んで楽に金を稼ぐまねはしていないはずです。
そういった点から見ても、この偽Gibsonがどれほど異常で卑怯な物かが判断できると思います。
支離滅裂な文章になってしまいましたが、できる限り多くの人に共感してもらえれば幸いです。
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