前回のMarshallネタに引き続いて、今回も少しMarshallっぽいネタになります。
最近お気に入りのBlackstar HT-DISTです。
なお、このエフェクターのレビューをいただける方はこちらよりお願いいたします!
Blackstarは、元Marshallのスタッフが結成した会社で、アンプや真空管搭載エフェクターの評判がよく、結構有名になりつつありますが、このエフェクターは、日本ではマイナーな存在です。
「日本では」と書いた理由は・・・・・なぜか日本向けのラインナップにはこのエフェクターが無いからです。
(本国ではちゃんとラインナップされていますので、本当に謎です)
日本では、HT-DISTXやHT-DUALが有名ですね。
このエフェクターは、HT-DISTXとつまみの種類や数も同じため、HT-DISTXとの比較がわかりやすいと思います。
簡単に言ってしまえば、HT-DISTXよりローゲイン側のレンジを広くしただけです。本当に。
音質とか、イコライザーの効きは、感覚的にはほとんど同じです。
音質的には、やはりMarshall系統の音ですが、音の分離感はあまりなく、どちらかというと音がまとまって迫ってくる感じです。イコライザーの効きもそこそこ広く、多彩な音とまではいきませんが、いろいろな機材に合わせる事が出来ます。
長らく特許申請中のISFコントロールのつまみですが、これがやはり一番の特徴になっていると思います。
カタログには、ISFコントロールを9時付近にするとブリティッシュサウンド(要するにMarshall)になり、3時付近では、アメリカンサウンドになると書いてあります。
アメリカンサウンドなので、MesaBoogieあたりを狙っているのでは?と思いますが、個人的には低音の出方がDiezelを彷彿させます。(Diezelはドイツですが)
長々と書いてしまいましたが、このエフェクターの存在を思うと「??」な思いがしております。
ゲインの幅が広いので、クランチ~オーバードライブの音も作れますが、その割には低音が出すぎます。
なので、必然的に歪ませてしまうのですが、そうするとHT-DISTXでも代用できます。
要するに中途半端なのです。
だから日本では未発売なのか!? と今思いました。
とは言いつつも音がいいのは確かなので、出番が多いんですが(笑)
〜〜〜〜〜以下追記〜〜〜〜〜
Gretschがリペアから戻ってきたので、ついでにサンプルを録りました。
上記には、オーバードライブにしては低音が出過ぎると書きましたが、極端に言い過ぎました。
クリアーとまでは行かないまでも、十分良い音がします。
今回のセッティングは、Gretsch6128 → これ → PC(Mac)です。
このサンプルではオーバードライブサウンドですが、別ページにてRadialのエフェクターと比較する際にDistortionサウンドで録音いたしました。是非併せてご参考ください。
Radial ToneBoneのページリンク
Gretschに合う歪みが云々とか考える前に、それぞれのエフェクターの音をちゃんと引き出せなきゃ駄目ですね。。。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。