今回は前回に引き続き歪み系エフェクターの紹介をします。
Radial Tonebone HotBritishです。
このエフェクターのレビューをいただける方はこちらよりお願いいたします!
まぁ、有名すぎて書く事もあまり無いんですが・・・。
以前、RadialのToneboneシリーズは電源アダプターが特殊であることと、その解決方法を書きましたが、そもそも日本での販売価格が高いのがやはり気になるところです。
アメリカでは、新品で大体$300位で売られております。そう考えると本当に出来のいいエフェクターだと思います。
このエフェクターは、[British]の名の通りMarshall系の音がします。。。と、言いたいところですが個人的にはそうは思いません。
何に似ているか?と問われると答えが難しいのですが、所謂ハイゲイン系のチューブアンプに似ているとしか言えません。
その理由の一つにこのエフェクターは音作りの幅が非常に広いため、本当に色々な音が作る事ができるからです。(反面、慣れるまで音作りは少し大変かもしれません。)
それでいて音圧は凄まじく、ボロいアンプであればこのエフェクターで音作りした方がずっと良い音が作れる場合もあります。(というかエフェクター自体のキャラクターが強いため、どのアンプでも似たような音が出ます)
ところで、世間ではこのエフェクターとBlackStarのHT-DISTX(またはDual)がしばしば比較対象に上げられます。私は、HT-DISTXは持っていませんが、HT-DISTなら持っているので試しに両方のサンプルを録ってみました。関係ありませんが、前回紹介したKeeleyのDS-1 Ultraも録ってみました。
セッティングは、Gretsch6128 → これ → PC(Mac)です。
サウンドのイメージは、スラッシュ~デスメタルあたりの音を想定しております。Gretschですが・・・。
ハートワークな思いで弾いて見ました。へたれな上にチューニングはレギュラーですけど。
個人的には、HT-DISTが一番いい音かな? 低音〜中域のバランスが良いと思います。
ちなみにDS-1はこういう曲には向いていないですね・・・(当然ですね。メタルゾーンがあればよかったのですが)。イコライザーもToneだけなので、やはり音作りの幅は限定されてしまいます。
肝心のHotBritishは、少しからっとした印象を受けます。あっさりしていると言えます。
結論としては、出したいサウンドイメージがHT-DISTでぴったりならば、HT-DISTをお勧めいたします。(安いですし)
ただし、HT-DISTはトーンの幅があまり広くないので、歪みの中でもいろいろなサウンドメイキングをされる方は、HT-DISTでは物足りないと思います。その場合、HotBritishが適役だと思います。
なお、「トーンの幅」というのはあくまでトーンのセッティングに関してで、Gain(歪の深さ)の幅広さはHT-DISTの方が上です。(HotBritishでOverDriveサウンドを作るのは困難)
そもそも、これはHT-DISTであってHT-DISTXでは無いので論外かもしれませんが。。。
【外部リンク】
・サウンドハウスでHOT BRITISHを検索する。
・YahooオークションでHOT BRITISHを検索する。
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