今日はちょっと変わったネタについて書きます。
Radial Tonebone シリーズの電源アダプターについてです。このメーカーは、海外の有名アーティストも結構利用していることもあり、日本の歪みファンの中では結構な知名度を持っています。
しかし値段の高さから、なかなか手が出せない人も多いと思います。
ところが値段が高いのは、ここ日本での販売価格であって、海外、例えばアメリカではそこまで高くはありません。
(といってもBOSSの2倍以上はしますが・・・)
そこで、考えられるのが個人輸入です。そう、直接アメリカのショップから購入します。
ところが、アメリカのショップから購入した場合、電源アダプターもアメリカ仕様なので、120V仕様の電源が付属されています。
私が電圧器で計測したところ、RadialのToneboneシリーズは、アメリカ仕様の120Vのアダプターでも101Vなら問題なく使えます。しかし、100V以下の電圧になるとかなりの低音ノイズ(ハムノイズ)がのります。
我が家では、時間によって95V~103Vまで上下するので、ノイズがのることもしばしばありました。
結局、アダプターだけ純正を購入しようと考えるわけですが、ここに問題があって購入することが出来ません。
理由は、Radial製品の日本の代理店である日本エレクトロ・ハーモニックス(株)が「平行輸入品には純正のアダプターを販売しない」という方針を持っているためです。
Radialの場合、裏面にシリアルNoが張ってあるのですが、このシリアルNoで日本正規品かを判別するようです。
あまりにもひどい話で怒りを通り越してあきれてしまいます。並行輸入されるのが嫌なら適正な価格にすればいいだけだと思います。
まぁ、仕方が無い、という訳で純正に近い仕様の電源アダプターを探す必要があります。
ちなみに、ToneBoneシリーズの多くは、出力:15VDC、400mA、センタープラスです。
400mAはともかく、15VDCとセンタープラスはそう簡単には見つかりません。しかも、この条件に加えて、エフェクター側の電源ジャックが奥に引っ込んでいるため、電源アダプター側のピンも14,5mほど無いとささりません。
とりあえず、探してみることにしました。で、まず目に付いたのが、ユニファイブというところのアダプターです。
値段も650円と格安です。早速購入しました。
純正より、安くて軽くて小さいです。ということで実物を見てから不安になってきました(汗)
早速試してみたところ・・・駄目でした!
一応、音はちゃんと出るのですがノイズがひどいです。アブラゼミがアンプの中で鳴いている感じです。
グラウンドを取ればノイズは消えますが、現実的には難しそうです。
純正のものは、重さからしてトランスが入っていると思われます。上記のユニファイブ製のものは、トランス式ではなく、スイッチング式のアダプターです。そこがきっとノイズの原因になっていると見ました。
つまり、前述の条件に、トランス方式のアダプターという条件がさらに必要になります。
そんなもの無いよ・・・・・・と思いつつ探していましたが、近いものを発見しました!!
アイコー電子製のACアダプターです。このアダプターの仕様は、出力:15VDC、600mA、センターマイナスです。非常にいい感じです。唯一の問題は、センターマイナスですが、これは極性を反転させれば解決します。
私は、マルツパーツ館というところで買いました。ついでに極性と差込部分のピンの長さの問題もあったので、「【MP-136】2.1mmDCプラグロングタイプ」という物を併せて買いました。
つまり、購入時にこのアダプターのプラグの部分を切って、併せて購入したプラグを極性をひっくり返してつけます。
届いた、アダプターを見たところ、重いです。。。ずいぶんしっかりしたトランスが入っているのでしょう。
これは期待できそうです。そして・・・・プラグを交換しました。早速試してみます。
・・・・・・大成功です!
これで長らく(?)問題になっていたRadial電源アダプター状態に終止符が打てました。
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