今回は、ME-70のCOMP/FXチャネルのご説明をしたいと思います。
このチャンネルは名前の通り、コンプレッサーと分類が難しい飛び道具的なエフェクト音が入っています。
前回と同じように、それぞれのタイプについて以下に説明したいと思います。コメントの基本的なところは取説から簡単に抜粋しております。そして、→以降のコメントは私の主観です。
1 : 「COMP」 音を歪ませずにサステイン効果が得られます。大入力を抑えるリミッターにもなります。
2 : 「T.WAH UP」
3 : 「T.WAH DOWN」 ピッキングの強弱に合わせてワウ効果が得られます。
→ オートワウです。このエフェクターに搭載されているペダル式のワウと同様、はっきり言って良い音はしません。特に「T.WAH UP」は高域への変化具合に深みが無く、「ケロ、ケロ」という感じで微妙です。
ワウの半止めサウンドとしては使えると思います。または、飛び道具として割り切ってしまえ使えると思います。
4 : 「SLOW GEAR」 ボリューム奏法(バイオリン奏法)の効果が得られます。
→ バイオリン奏法を勝手にやってくれえるエフェクトです。他社製品の「SLOW GEAR」に比べると、ボリュームの上がり具合が若干不自然です。
5 : 「DEFRETTER」 フレットレス・ギターをシミュレートします。
→ アタックが弱くなるというか音がかなり丸くなります。私はまだ使い方を見出していませんが、アタックを目立たせたくない曲などに役立つ気がしています。
6 : 「Single Hum」 シングル・コイルの音をハムバッキングの音に変えます。
7 : 「 Hum Single」 ハムバッキングの音をシングル・コイルの音に変えます。
→ Seymour Duncanのピックアップブースターのようなエフェクトです。曲の1部分の音を変えたい場合には意外と便利です。しかし、頼りすぎは禁物です。それぞれのピックアップの音が欲しいときは、それぞれをピックアップを使うか、音質を変えたいときはイコライザーで何とかしたほうが無難です。
8 : 「 SOLO OD/DS」やPREAMPとの組み合わせで、ソロ演奏に最適なサウンドになります。
→ プリアンプとOD/OSチャネルを両方使ってしまった場合にリードの音量が欲しいときに便利です。
エフェクトのタイプとしてはナチュラルブースとに近いと思います。
次回はOD/OSチャネルについて書きたいと思います。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。