今回は、普段行くスタジオで使っているJCM900の紹介をします。
なお、この機器は私の運営するサイトでもいくつかレビューを投稿いただいております。
詳細はこちらをご覧下さい。
このアンプの特徴は「使いやすい」ということと「クリア」という事だと思います。
Marshallはこのクリアさのことを「クリスタルトーン」と読んでいる記事を見たことがあります。「クリスタル」というのは少し大袈裟な気もしますが、確かに澄んだ音が出ます。
そしてこのクリアさは、クリーントーンはもちろんですが、歪ませた場合でも本当にクリアに歪みます。
音の傾向としては、ここで言う「クリア」というのは「ハイファイ」と捉えていただいても語弊は無いと思います。ビンテージトーンではなく現代的な音です。そしてさらに言うならば、少しドンシャリ気味です。
ハイファイなアンプの場合、高域が目立ちすぎて、音作りが難しい場合が多いですが、そこはさすがにMarshallといったところで、音作りは非常に簡単です。
よっぽど極端にイコライジングをしなければ、痛い音は出ないと思います。
音圧は・・・まぁ、そこそこでしょう。決して薄くはありませんが、特別厚くもありません。
はっきり言って、Mesa Boogieと比べれば少し物足りません(キャビネットのせいかも知れませんが)。
ちなみにチャンネルはクリーンと歪みの2チャンネルを設定できますが、イコライザーが共通なため融通が利きません。感覚としては、歪みチャンネルはクリーンチャンネルに比べ少しこもり気味の音になります。
なので、両チャンネルにとってベストな音作りにしようと思うと、少し中途半端な音になります。
(ここは、ギター側でトーンをいじるなり、弾き方を変えるなりである程度調整するしかありません・・・。)
せめて、歪みチャンネルにトーンコントロールだけでもつけてくれればだいぶ変わったと思いますが・・・。
ちなみに音を作るときに私がいつもやっている方法は、はじめに全てのツマミを12時の位置に持ってきて、そこから必要な物は足し(右に回し)、不必要なものは削る(左に回す)というやりかたをしています。
ちなみにこのアンプを使い慣れた知人は、MesaBoogieのマークⅣやDiezelのアンプを触ったときに「良い音が出ない」といって、これらのアンプを使いこなせていませんでした。
JCM900はそれほど音作りがシンプルで簡単なんですね。
(だからといってこれに慣れてしまうと、他のアンプを触るときに少し大変かもしれません。。。)
【外部リンク】
・YahooオークションでMarshall JCM900を検索する。
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