変な題名を付けてしまいましたが、ディレイをより効果的に使おうと思い、ディレイタイムをBPMに合わせて正確に設定してみようと思いました。
まぁ、いまさらな気もしないでもありませんが、考えてみたらこういう試みを一度もしたことが無かったので。
自分への備忘録の意味を込めて書いています。
で、まずは超初歩的なところですが、以下の2つの言葉の意味をしっかり把握します。
BPM = 1分間に4部音符が刻まれる回数。(Beats Per Minuteの略、読み方はそのままビーピーエム)
msec = 日本語ではミリ秒と訳されます。つまりは1,000分の1秒のことです。msと略されることもよくあります。(読み方はミリセック、ミリセカンドなど)
ちなみに4部音符とは、極端に例えるとフォービートの長さの音符です。ロックでは8部音符(8部刻み)の方が主流ですね。
さて、早速考えて見ます。
例えば、BPM=130の曲で8部刻みの曲があるとします。
この曲で8部刻みのアルペジオを弾きますが、ディレイの効果で16部に聞こえるようにしたい場合、ディレイは何msecに設定すればいいのか?
・・・と、自分で問いかけをしてみたもののさっぱりわかりません。それっぽい値を感覚でもできそうですが、やはり正確に計算を試みることにします。
① まず、BPM=130なので1分間に4部音符が130個入ります。
② 今回は16部音符(16部刻み)なので、4部音符の4倍の速さになります。
③ つまり、1分間に音符が520(130×4))個入る計算になります。
④ 1分間に520個ということは、1秒間に8.6個(520秒÷60個)の音が入る計算になります。
⑤ 1msecは1,000分の1秒なので、逆に考えて1,000msecで1秒になります。
⑥ 1,000msecの中に8.6個の音が入るので、1,000を8.6で割り算をすると、1つの音の長さが計れます。
⑦ よってこの場合は、1,000÷8.6=116.2になります。
⑧ つまり...! ディレイタイムを116msecに設定すればいいのです!
まとめると、以下のような計算式で割り出せます。この式だけでもメモしておけばOKです。
ディレイタイム = 1,000 ÷ (BPM × (刻み数÷4) ÷ 60)
例えば、150bpmの8部刻みの場合、
= 1,000 ÷ (150 × (8÷4) ÷ 60) = 200 になります。
もっと効率のよいやり方があれば、ご指摘いただけると幸いです。
それにしても文系なので、久々に数学(算数?)をすると頭が痛くなりました。
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