今回はME-70のDELAYエフェクトについて説明いたします。
ツマミは基本的には、TIME、RATE、E.LEVELです。
1 : 「1-99ms」 ダブリングに最適な1~99ms(ミリ秒)のディレイです。
→ カントリーミュージックのサンプルサウンドでよく使われるタイプのディレイです。それ以外での使い道はよくわかりません。
2 : 「100-990ms」 ディレイ・タイム100~990ms(ミリ秒)のディレイです。
→ いわゆる一般的なデジタルディレイです。音質の方はBOSSのDD-3と比べても見劣りしないと(個人的には)思います。綺麗な音です。さすがBOSSです。
3 : 「1000-6000ms」 特殊効果に適した1000~6000ms(ミリ秒)のディレイです。
→ 個人的には全く使わないタイムのディレイです。ですが、わざわざあるということは需要があるということなんでしょう。どのような使い方があるかを是非知りたいです。
4 : 「ANALOG」 アナログ・ディレイのマイルドなサウンドが得られます。
→ 確かにアナログディレイですが、はっきり言ってBOSSのDM-2やDM-3とは違います。アナログディレイの音であるのは間違いないのですが、どうも味にかけている印象です。
5 : 「MODULATE」 心地よい揺らぎを加えたディレイです。。
→ これ、意外と面白いです。単音にかけても効果がわかりづらいですが、コード弾きなどで響かせると気持ちよく揺らぎます。コーラスやフランジャーとは違った揺らぎ方で何かと使えます。
6 : 「REVERSE」 逆再生の効果を生み出します。
→ いわゆるリバースディレイですが、これに限らずリバースディレイは使い方がなかなか難しいです。うまく使いこなせれば非常に面白そうですが、未だに使いこなせません。なので音の良し悪しの評価はすみませんが全く出来ません。
7 : 「CHO + DELAY」 ステレオ・コーラスとディレイの効果が同時に得られます。(コーラスの設定は固定されています。)
→ コーラスとディレイを同時に掛ける人は多いはず。これは正にそのような人のためにあるエフェクトです。これのお陰でMODULATIONが空くのは嬉しいい人も多いはず。コーラスの設定は出来ませんが、あまり問題ないと思います。コーラスを強く掛けたいのであれば、それこそMODULATIONでやればいいので。
8 : 「MOMENTARY」 DELAYペダルを踏んでいる間だけディレイがONになります。
→ ディレイは普段使わないが、たまに気分で使いたくなる。といった場合にこれを選んでおくといいと思います。私の多くのパッチでもこれが選択されています。
ですが、パッチのプリセットを切り替える際は当然ペダルを踏むので、切り替え先のパッチでこれがOnになっていると切り替えた際にディレイがかかる場合があります。なので意外と使いづらいです。
9 : 「TAP」 ペダルを使ってディレイ・タイム(テンポ)を決めます。
→ TAPディレイそのものですね。特筆すべき点は特にありません。
10 : 「PHRASE LOOP」 演奏を録音してその内容の繰り返し再生ができます。ライブ・パフォーマンスや練習に便利です。
→ 曲造りの際にも大いに役に立ってくれます。慣れるまでは使いづらいですが、これがあると同じバッキングで延々とアドリブを弾く練習も出来るので非常に便利です。
正直、ディレイの良し悪しを判断するのはかなり難しいことだと思います。ギター本体の鳴りがクリーンの時以上に重要になるからです。正直言って、音の良いディレイを探すぐらいなら、ギター本来の音をよくしたほうがずっと確実かもしれません。(まぁ。これを言ってしまうと身も蓋もなくなってしまいますが・・・)
あ、ちなみにアナログディレイは音の良さがエフェクターによって結構はっきり分かれるのでその限りではありません。
と少し脱線してしまいましたが、これでME-70の機能説明は大体終わりましたので、次はパッチ設定例でも挙げてみたいと思います。
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