先日、GretschのFirebirdの音を良くする方法を思いつく限り書きましたが、今日はその続きです。で、目指す音の参考の一つになるかと思い、現行のGretschを試奏して参りました。
試奏したギターは現行のJet Firebirdです。
なんと驚いた事に、自分の持っているJetとスイッチやノブの数などが一緒です。
考えた事がありませんでしたが、Jet Firebirdは1種類しか無いのでは・・・と勝手に予測しました。
とは言いつつ、やはり何点かは今風に変更されていました。大きな点は以下の3点。
- ピックアップに、TV JonesのPower Tronが搭載されている
- ブリッジと木台が変更されている→オクターブ調整が可能
- ペグがシュパーゼル製
うむ、これは明らかに良くなっているではありませんか。羨ましい。
そして弾いた感想は・・・
- (自分のJetより)音に芯がある!
- 驚くほどに弾きやすい
- Power Tronがいい感じ
- 新品の匂いがする
- 少し重い
まず、驚いたのがテンションが緩く、弦高も低く、非常に弾きやすいという事。ビブラートなんてした日には自分がうまくなったと錯覚しそうになる程でした。
むしろ、テンションが緩すぎるくらいです。ただ、このギターはテンションの調整ができない(と思う)ので、緩いのも少し問題かも知れません。
Power Tronもいい感じです。名前ほどパワーはなく、繊細さが感じられる見事なピックアップです。
そして。。。音に芯がある。
弦を太くするなりして、テンションを固めにすれば、より明確になると思いますが、現状のままでもいい感じです。
で、ここで一つ思ったのが、自分の61年製のJetと現行のこれは、ひょっとしたらホロウの構造が違うのでは無いかと。
特に違うように感じたのは、ブリッジの下辺りです。
つまり、自分のJetはブリッジの下が空洞なんですが、現行のものは何かが詰まっているように感じました。(確認の方法は、ボディの上を指でコンコン叩くという、何とも適当な方法でしたが)
仮に、ここにセンターブロックが入っているのであれば、重量が明らかに違うのも納得がいきます。
この説が正しければ、自分のギターにもセンターブロックを入れれば、音に芯が出てくるかも!? という、ちょっと明るい未来が想像できてきました。
・・・という事で次回の予定は、東急ハンズで木材を買ってきて、それをブリッジの下に詰め込みます。これで音が良くなれば。。。。
(そもそも、ボディの構造が違うという予想が外れている可能性もありますが・・・)