ここ最近ビックニュースばかりでしたが、今日は、エフェクターのレビューをしたいと思います。
今日楽器屋さんで弾いてきたのは先月末にVOXから発売された「ToneLAB EX」です。
VOXというネームバリューや昨今の流行からして、もっと話題になってもおかしくは無いと思いますが、どういう訳かあまり話を聞きません。
ですが、やはり注目の商品なんでしょうか。お店の一番目立つところにおいてありました。
なので、「これぞ!」とばかりに試奏しました。
ちなみに私はToneLAB STは少し弾いたことはあるものの、音についてはほとんど覚えていないので、比較ではなく単純に良し悪しの評価になります。
セッティングは、Fenderストラトキャスター → ToneLAB EX → Roland JC-120 です。
ToneLAB EXをプリアンプとして使い、JCはパワーアンプおよびキャビネットとして使うセッティングです。
説明書を渡され「じっくり試してください」といわれ、横柄にも1時間ほど弾いた感触ですと
- クリーンは非常にきれい、まさにVOXという感じ。(といってもVOXのフルチューブは弾いたことないのでイメージですが。)
- クランチも、切れがありつつクリアな音です。これもいい音。
- オーバードライブは、悪くは無いが特別に良いわけでもなかった。
- ハイゲインはあまり好きな音ではありませんでした。(音が抜けがどうも・・・、かといってトレブルを上げるとシャリシャリになる)
- イコライザーの効きが弱いため、守備範囲はあまり広くなさそう。
- 空間系は、悪くは無いけどちょっと足りないかな・・・といったところ。
ひょっとして、これがあまり話題になっていないのは、ToneLAB STと音質的にあまり変化が無いからか?・・・と思い、ネットでToneLAB STのレビューを見てみると、私がToneLAB EXに感じたような印象をもたれている方が多くいたので、音質面での変化は少ないかもしれませんね。
あと、ToneLAB STではプリセット切り替え時の音切れが結構話題になっていますが、私がToneLAB EXを弾いた感じでは「ある気もするけど、正直そこまで気にならないかな・・・」というレベルでした。
ただ、これはバンドに合わせたり、録音しないとわかり辛い部分でもありますので、あまり参考にならないかもしれません。
結論を言うと、実売価格が2万3千円ぐらいであることを考えると、魅力的であることには間違いないと思いますが、既存の構成を変えてまでこれに乗り換えるか、というと個人的にはそこまでは必要ないかな。。。といった感じです。
ただ、そのポイントは歪みの音が好みか否かという部分が大きいので、ToneLAB STにスタジオやライブでの使いやすさを求めている方や、クランチ~オーバードライブあたりを中心に1台で簡潔させたい方には非常に強力な武器になると思います。
また、使いやすさも数多くあるマルチエフェクターやアンプシミュレーターの中でも、1,2位を争う使いやすさなのも魅力的です!
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